南紀医療福祉センターの運営母体は、社会福祉法人和歌山県福祉事業団(昭和40年8月設立認可)です。事業団本部は西牟婁郡上富田町にあり、県下8県域(伊都圏域~東牟婁圏域)で福祉事業、公益事業を合わせて74事業所を展開しています。南紀医療福祉センターは、南紀療育園(平成12年4月設立)を前進として、その2年後に事業団唯一の医療型障害児入所施設として開所しました。センター開所からは20年以上を経ているため、正確には重症心身障害児者施設になります。医療介護として障害の特性に応じた心身の状態とライフステージを支えています。

センター内に児童発達支援センター(ふうか)、多機能型事業所(ふくいく)、訪問看護ステーションステップ(すてっぷ)があり、センター周辺では、徒歩で行ける距離に、南紀はまゆう支援学校と4つの障害者支援施設(牟婁あゆみ園、さくら園、南紀あけぼの園など)があり、まさに包括的支援を実践できる地域に設置されています。

現在医師は、整形外科1名(常勤1名)、内科5名(常勤2名)、精神科3名(常勤1名)、小児科3名(常勤1名)と歯科非常勤2名です。
外来業務ですが、南紀医療福祉センターといえば、「発達障害児」の専門病院ということで有名になっていると思います。診療域は非常に広く、田辺・西牟婁圏域を中心に、東牟婁圏域、日高圏域ですが、時に奈良県十津川村からも紹介があります。また、病院外でも当センターの医療スタッフが周辺市町の保健センター、保育機関、教育機関等に赴き個別相談や発達支援を行っています。
今後も子どものこころの発達に関する外来の充実を目指し、医療、福祉、保健、そして教育など多職種の方とも一緒に「子どもの権利」を守っていきたいと思っています。

院長 柳川敏彦
(小児科医)